千葉大学

遺伝育種学研究室

Laboratory of Genetics & Plant Breeding, Chiba University

植物の遺伝情報や生命システムを理解することで,
私たちが植物をもっと有効利用できる世の中を目指します。 

リンゴやナシなどの果樹,トマトやキュウリなどの蔬菜,オオムギやジャガイモなどの作物,ペチュニアやトレニアなどの花き,他にバイオ燃料植物や薬用植物と,様々な園芸植物を研究に使います。

新たなチャレンジは私達の原動力です。より良い科学データの公表を行うことは喜びであり,楽しくも真剣に取り組んでいます。

新しい品種を生み出す育種研究において,その表現型(特徴)の裏にある分子メカニズムを明らかにすることは重要です。観察から遺伝様式、遺伝子の探索と同定、遺伝子発現やタンパク質の相互作用まで,幅広く研究を進めています。

- グローバルな研究活動を目指して -
今日,世界各国で発表された研究論文はすぐに読むことができ,研究データや研究素材の共有も可能です。ローカルな問題とともに,世界の研究者と一緒に問題解決に向けて科学することを目指しております。

私たちと一緒に研究しませんか?

私たちは学部生,大学院生,留学生を積極的に受け入れております。大学や研究所,試験場や企業との共同研究も歓迎します。ぜひ一緒に研究をしましょう!

What's New?

卒業式

20230324:

あいにくの雨でしたが、桜が咲くなかで、令和4年度の卒業式が行われました。研究室からは2名が学部卒業となります。原君は学長表彰(学術研究奨学生に選考)と優秀研究賞表彰を受けました。二名とも引き続き大学院生として研究します。よろしくお願いします!

南川先生の日本育種学会奨励賞の受賞講演がありました。

20230317:

受賞テーマ「データ科学と統計・分子遺伝学的手法による果樹の効率的な育種基盤の開発」
園芸HPリンク:
https://www.h.chiba-u.jp/topics/2022_4.html

論文公開

20221222:

シークエンスサンプルの精製に関して、早くて、効果的で、経済的な手法を開発した論文が公開されました!
リンク:
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0279432

植物生殖セミナー

202212.22:

東京大学大学院理学研究科の土松隆志博士(進化生物学)と千葉大学大学院園芸学研究院の井川智子博士(植物生殖学)をお迎えしたセミナー(戸定学術振興会後援)が、2022年12月22日に開催されました。大変面白いセミナーでした!

論文公開

202212.20:

染色体の解析で参加した、甘草のゲノムを解読した論文が公開されております。
https://academic.oup.com/dnaresearch/article/29/6/dsac043/6916896?searchresult=1

Thank you テオ先生

202212.9:

マレーシア・マラヤ大学のTeo Chee How先生が短期で滞在されました。情報解析の手ほどきを受けた学生もおりました。有難うございました!同大学の留学生 1名はもう少し滞在されます。

中国からの招聘教授

202211.1:

中国の安徽農業大学の陈国戸先生が研究室に加わりました。ブラシカの遺伝資源の保存と研究利用を専門とされておられます。よろしくお願いします!!

育種学会発表賞を受賞!

20221020:

南川先生が、日本育種学会第142回講演会(2022年度秋季大会)において優秀発表賞を受賞しました!!おめでとうございます!!!

染色体学会発表賞を受賞!

20221016:

学部4年生の原一矢君が、染色体学会第73回年会(オンライン開催)においてベストプレゼンテーション賞(口頭発表の部)を受賞しました!!おめでとうございます!!!

タイからの特別研究学生

20220930:

タイのカセサート大学の博士課程学生のスラパさんが研究室に加わりました。桑の染色体解析を行います。どうぞよろしくお願いします!

研究 / Research

自家不和合性の研究 / Self-incompatibility

多くの植物は、自分と他人を見分けて、次代へと種子を残します。自分と他人を見分ける仕組み(自家不和合性)を研究しています。

染色体研究 / Chromosome Research

遺伝情報の発現と次代への遺伝を担う染色体の研究は多岐にわたります。私達は「染色体の観察」を品種改良に役立てようとしています。

ラボメンバー / Lab member

遺伝育種学研究室は平成3年度の学部改組により、それまでの育種学講座を基礎として発足しました。現在、11名が所属しております。

研究成果の公表 / Publications

2020年以降に公表してきた私たちの学術論文やその他の成果物のリストをご覧頂けます。