千葉大学

遺伝育種学研究室

Laboratory of Genetics & Plant Breeding, Chiba University

植物の遺伝情報や生命システムを理解することで,
私たちが植物をもっと有効利用できる世の中を目指します。 

リンゴやナシなどの果樹,トマトやキュウリなどの蔬菜,オオムギやジャガイモなどの作物,ペチュニアやトレニアなどの花き,他にバイオ燃料植物や薬用植物と,様々な園芸植物を研究に使います。

新たなチャレンジは私達の原動力です。より良い科学データの公表を行うことは喜びであり,楽しくも真剣に取り組んでいます。

新しい品種を生み出す育種研究において,その表現型(特徴)の裏にある分子メカニズムを明らかにすることは重要です。観察から遺伝様式、遺伝子の探索と同定、遺伝子発現やタンパク質の相互作用まで,幅広く研究を進めています。

- グローバルな研究活動を目指して -
今日,世界各国で発表された研究論文はすぐに読むことができ,研究データや研究素材の共有も可能です。ローカルな問題とともに,世界の研究者と一緒に問題解決に向けて科学することを目指しております。

私たちと一緒に研究しませんか?

私たちは学部生,大学院生,留学生を積極的に受け入れております。大学や研究所,試験場や企業との共同研究も歓迎します。ぜひ一緒に研究をしましょう!

What's New?

南川先生が農林水産研究表彰を受賞されました!!

20231101:

南川舞先生が取り組んでこられた、「ゲノムと画像情報を活用した果樹の効率的な育種法の開発」に対して、令和5年度(第19回)の農林水産省の若手農林水産研究者表彰の受賞が決まりました!おめでとうございます!!

ソバゲノム解読

20230811:

染色体解析で参画した染色体スケールのソバゲノム解読が nature plants 誌から公開されました!
プレスリリース(千葉大学)
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2023/230811_buckwheat_02.pdf

APCC8(トルコ)への参加

2023.9.18-21
トルコのナミクケマル大学で開催されたアジア・環太平洋染色体コロキウムに研究室から3名が研究成果の発表のために参加しました!

育種学会

2023.9.16-18
日本育種学会の第144回講演会(神戸大学)に参加しました。博士課程の池部君が口頭発表しました!

論文公開

20230808:

農研機構で研究されているChen Gangさんのオオムギの論文が公開されました。おめでとうございます!Chen Gangさんは今夏、博士の学位を取得する見込みです。リンク:http://doi.org/10.1111/tpj.16416

論文公開

20230517:

栽培種のフツウソバ(F. esculentum)と近縁種のシャクチリソバ (F. cymosum)の種間雑種の育成と不稔性の原因に関する論文がBreeding Science誌で公開されております。法月さんと菊池先生が染色体解析で共著に加わっております。リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbbs/advpub/0/advpub_22063/_article/-char/en

卒業式

20230324:

あいにくの雨でしたが、桜が咲くなかで、令和4年度の卒業式が行われました。研究室からは2名が学部卒業となります。原君は学長表彰(学術研究奨学生に選考)と優秀研究賞表彰を受けました。二名とも引き続き大学院生として研究します。よろしくお願いします!

南川先生の日本育種学会奨励賞の受賞講演がありました。

20230317:

受賞テーマ「データ科学と統計・分子遺伝学的手法による果樹の効率的な育種基盤の開発」
園芸HPリンク:
https://www.h.chiba-u.jp/topics/2022_4.html

研究 / Research

自家不和合性の研究 / Self-incompatibility

多くの植物は、自分と他人を見分けて、次代へと種子を残します。自分と他人を見分ける仕組み(自家不和合性)を研究しています。

染色体研究 / Chromosome Research

遺伝情報の発現と次代への遺伝を担う染色体の研究は多岐にわたります。私達は「染色体の観察」を品種改良に役立てようとしています。

ラボメンバー / Lab member

遺伝育種学研究室は平成3年度の学部改組により、それまでの育種学講座を基礎として発足しました。現在、11名が所属しております。

研究成果の公表 / Publications

2020年以降に公表してきた私たちの学術論文やその他の成果物のリストをご覧頂けます。